ヤングマガジン No.42 佐野ひなこ 2014年
表紙&巻頭グラビア 佐野ひなこ
今週のヤンマガの表紙は、10月6日にファースト写真集「Hinako」を発売する佐野ひなこさん。
世間の評価がどうなのかはわかりませんが、どうも私的には頭打ち感があるというか・・・普通は最初に「これはいいかも」って目付をして、それからそのコのパーソナルな部分や、新たな一面みたいなのを知ってますますハマっていく感じなんだけど、どうも佐野ひなこさんの場合、最初の超弩級のインパクトがあり、それからグラビア界を席巻するかと思いきや・・・イマイチ最初を越えるインパクトなり、新たな魅力なりが打ち出せていない感じなんですよね。
今回のグラビアなんてまさにそうで、写真集用に初のランジェリーというみどころこそ設けているものの、なんかきれいな写真を撮ろうって感じになっちゃってて、ガツンとくるインパクトが足りないんですよね。「はじめましてグラビア」を延々と続けてる感じ・・・
せっかくピンクの水着着た全身カットなんかもあるのに、サイズが1/4って・・・
なんかそういうとこがセンスないっていうか、読者のニーズをわかってないなぁってすっごく思いますね。
(てか、ヤンマガって発掘・煽りは上手いけど、いざ写真集になると急によそ行きな感じになって、結果期待値を下回る事が多い気がします。)
佐野ひなこさんなんて素材自体が極上なんだから、それこそ素人が撮ってもそれなりの写真は撮れると思うんで、そうじゃないんだっていうプロの矜持というか、プロのカメラマンが撮影し、プロの編集者が編集した集大成として、プロの仕事が結集した果実としての写真集を提供してほしいなと思います。
巻末グラビア 上野優華
皮肉なことに、巻頭グラビアよりも水着カットの出来が良かったんじゃないかなっていう上野優華さん。
歌手デビューのきっかけとなったオーディションで、ヤングマガジン賞を受賞した縁で、ヤンマガでのみ水着グラビアを披露してくれるわけですが・・・ピンクの水着での立ちポーズが2点、本のサイズをフルに活かしてほぼ全身入っており、水着姿をしっかりと見れるという点では、巻頭グラビアよりも満足度が高いと感じます。
制服で両手を上げた感じと、水着の立ちポーズでも両手をあげている感じから、頭の中で勝手に関連付けしてにんまり・・・とか、そういう楽しみ方をさせてくれるのも編集だと思うんですよね。
なんか今回のレビューは編集について語るコーナーみたいになっちゃってますが、出来上がった写真のスパイスとして、いかに編集で上手い見せ方ができるかが大事ってのを再認識させられた気がします。