りさっちのグラビアインプレッション

グラビアや写真集の感想とハロプロや48グループについて語るブログ。

【写真集レビュー】宮澤佐江フォトブック「涙の行方」

宮澤佐江 フォトブック 『 涙の行方 』

宮澤佐江フォトブック「涙の行方」のレビュー・感想

AKB48の2期生で、現SKE48 チームSリーダーとSNH48を牽引する宮澤佐江さんのフォトブックです。

これまでAKB48メンバーのフォトブックは高橋みなみさんを皮切りに数冊発売されていますが、本作は写真集とフォトブックの中間的なサイズであり、フォーマットもこれまでとは少し違っていて、これまでの生い立ちから48グループ加入・加入後からを振り返るというものではなく、宮澤佐江さんがSNH48への移籍が決まってから現在に至るまでの2年間の事を語ったもの。そしてグラビアという構成。
あとは一緒にSNH48へと渡った鈴木まりやさんのインタビューだけという非常にシンプルなものであり、宮澤佐江さんの筆舌し難い2年間を綴った読み物がついた写真集・・・といった感じです。

今でこそミュージカル「AKB49~恋愛禁止条例~」で座長を務め、次世代メンバー達に大きな刺激をもたらし、「あの頃のAKB48を体現できるのは、もはや宮澤佐江しかいない」とその必要性を再認識させた感はありますが、本作に綴られているのは、そうなる前の苦しみ抜いた2年間のドラマ。
勿論、その2年間が今に繋がっているのは間違いのだろうけど、あまりにも痛々しくて胸が苦しくなります。

宮澤佐江さんが海を渡ったのは日中関係が悪化した頃。ビザがおりずステージに立てない日々。日本と中国との文化の違いからくる軋轢。同じ海外移籍組でもインドネシアJKT48)に渡った仲川遥香さんとは状況がまるで違うのだ。

これまで「ゲンキング」としてボーイッシュなイメージが先行している宮澤佐江さんだが、その笑顔の裏にはこんな事があったんだと、改めて気づかされます。

そして、グラビアの裏話で語られた乙女な一面も・・・

というわけで、今度はグラビアについて紹介していきますが、本作はあくまでもフォトブックという事で、写真集のようなつるんとした紙ではなく光沢のないざらっとした紙。

導入部こそ文章とあわせたかのようなロングスカートでアンニュイな表情をしていますが、続く小豆島で撮影されたビーチでの白いビキニ姿は弾けんばかりの笑顔と、適度に引き締まった健康的な肉体。これぞ宮澤佐江って感じの健康美が展開されます。
花のティアラでガーリーな雰囲気も見せつつ舞台は下北沢の街並み。ちょっとおどけた宮澤佐江さん。そして暗い海へ・・・

続いて、表紙のような涙の宮澤佐江さんのカットが続いた後に、黒系のランジェリー姿。涙の後でこの流れはどうなんだろうって気がしないでもないけど、タンクトップ姿などが続いて、見開きで寝ころんで足を高く上げたカット。なんだかんだでこの表情が私が思い描く宮澤佐江さんの顔だなぁって感じで、一番好きかもしれません。

そしてグラビアの最後にはウイッグを装着しての髪ブラ姿が数点。
確かにものすごくインパクトはあるんだけど、それまでの苦しんだ姿を見せられた後だと、「佐江ちゃんになんちゅう事させとんねん!!」って気にすらなってきます。

なんか読み物もグラビアもそれぞれで見ると悪くないんだけど、一緒になった時のバランスがイマイチだなぁって感じで、テーマの重さと佐江ちゃんの大胆露出が今ひとつマッチしてないような・・・

宮澤佐江さんのグラビアはもっと違った形で見たかった気もするんですが、でも、宮澤佐江さんの笑顔の裏にこれだけの事があったんだ・・・って思うと、これからも頑張ってほしいなぁって思うし、苦しんだ分、今度はいい事がいっぱい起こるといいなって思います。

宮澤佐江 フォトブック 『 涙の行方 』

宮澤佐江 フォトブック 『 涙の行方 』

 
Copyright © 2005 りさっちのグラビアインプレッション All rights reserved.