【DVDレビュー】℃-uteコンサートツアー2014秋～モンスター～ [Blu-ray]

℃-uteコンサートツアー2014秋～モンスター～の概要

本作は「℃-uteコンサートツアー2014秋～モンスター～」の中から、2014年11月11日に日本武道館でで行われたコンサートの模様を収録したもの。

℃-uteにとって日本武道館といえば長年ここに立ちたいと願っていた夢のステージでもあり、2013年9月9日にやっとの思いで辿り着いたわけですが、それから1年後の2014年9月10日、そして今回2014年11月11日が3度目の日本武道館コンサートとなります。
前回の9月10日は「サンキュー・ベリキュー」って事で、Berryz工房とのジョイントコンサートのような側面があったり、モーニング娘。’14がゲスト出演するなど、お祭り的な要素が多かったので、久々に℃-ute単独のコンサート映像って気がします。
そしてセットリストには久々のソロコーナー（メドレー）も復活！！
久々な曲なんかも結構あって、非常に楽しい構成になっています。

そして、もうひとつ見逃せないのがお寿司屋さん（笑）

ま、詳しくは今からじっくり触れていきたいと思います。

コンサートのみどころ

今回のDVDのみどころをセットリストに沿って紹介していきます。

まず、日本武道館のステージなんですが、今回はセンター上段の回転体のような装置はなくなりましたが、前回同様に花道とセンターステージが設けられ、さらにセンターステージにはセリが追加されました。
そして、特効にはファイヤーが追加されて、最初の日本武道館コンサートと比べたら色んな意味でグレードアップされた感じです。

今回はいきなりメンバー紹介から始まるんですが、スポットライトの先にメンバーがいて、曲に合わせて踊りながら、スクリーンには写真と名前という・・・なんか書いててもイマイチ良さが表現できてないなぁと思いますが、実際はかなりかっこいいオープニングになっています。

そして「THE FUTURE」初披露、「I miss you」といった新曲を歌った後はダンスパフォーマンス。お馴染みのお腹出しの衣装で5人の健康的な肉体が躍動する最初の見せ場。
ダイナミックな動きなんですが、残念ながらお腹がアップにくるあたりでピンボケする箇所があり、個人的には「一番の楽しみどころで何してくれてんねん！！」って思ったりもしますが・・・相変わらず鈴木愛理さんの真っ白いお腹は引き締まってきれいだし、矢島舞美さんの腹筋もやっぱりバキバキ。
この後の数曲はこの衣装なんですが、℃-uteメンバーのきれいなウエストをたっぷり見れるので、私にとっては至福の時が続きます（笑）

そしてハロプロ研修生による楽曲・・・というか、浜ちゃん（現「こぶしファクトリー」）がセンターを務めるCrazy 完全な大人の後は、私の大好きな楽曲「ベーグルにハム＆チーズ」。
パジャマ姿で眠るメンバーを天使に扮した浜ちゃんズが起こしに行き、1人ずつ歌うわけですが、この曲だけ歌割りが原曲と大きく変わっていて、CDみたいに1フレーズずつ歌うのではなく、Aメロっていうんですか？要は1つのブロックをまとめて歌うという新鮮さ。CDだとサビ後の台詞は全て鈴木愛理さんですが、「仕方ないか」は岡井千聖さん。「大好き」は中島早貴さん、「行ってくるね」は鈴木愛理さんとなっています。
しかも、この曲って結構遊びも多くて、曲の途中で矢島舞美さんが腹筋してたりとか、そういう後から気付く要素もあって、かなり楽しい仕上がりになっています。
そして、トドメと言わんばかりに鈴木愛理さんの「行ってくるね」！！
MVも2013年の日本武道館バージョンもかわいいなぁと思っていたのが、今回さらにかわいいという・・・けしからん仕上がりになっています（笑）

萩原舞⇒鈴木愛理⇒岡井千聖⇒矢島舞美⇒中島早貴
という順番でのソロコーナー。それぞれのスキルアップを感じさせる仕上がりになっています。

そして、VTRコーナーというのがお寿司屋さん。
℃-uteコンサートツアー2007春～ゴールデン初デート～で上映されたVTR・・・まだ垢抜けない少女だった℃-uteメンバーがお寿司屋さんに行った時の様子を撮影したものなんですが、今回は2014年Ver.と題して大人になった彼女達がそれを再現するというもの。同じお寿司屋さんで、衣装も極力同じようなものを着てるんですが、当たり前だけど当時とは全然違ってるし、味覚や嗜好も違うだろうから、当時サビ抜きって注文してたのをサビ有りって注文してみたり、当時かっぱ巻きを取っていたのを・・・取らなかったり、そういう違いも楽しめてすごく幸せな気分になるVTRだなぁって思います。

この映像は間違いなく今回のコンサートのみどころの一つと言えるでしょう。

VTR明けはこちらもお腹出しの衣装なんですが、なんだか雑技団チックなテイスト。随分動きやすい服装だなぁと思ってたら、その理由は「Midnight Temptation」の中で明らかに。前回のコンサートがポールダンスなら今回はアクロバットという事で、新たな事に挑戦する℃-uteっていうのを見せてくれました。

終盤の衣装はジャケットの迷彩柄。「都会っ子純情（2012神聖なるVer.）」は萩原舞さんの激しいダンスから、台詞と続くんだけど、若干息切れ気味のマイマイ・・・
一生懸命呼吸を整えながら台詞を言う姿が健気でかわいらしいっす。

そこから、「悲しきヘブン」や「Kiss me 愛してる」など、個人的に大好きな℃-uteの楽曲が続いてエンディングへ・・・

アンコール後のMCって、最近は割としんみりした感じのものが多かったように思うんですが、今回は久々に明るい話題。こういう方がいいよねぇと思っていたら最後にお知らせ。

2015年6月11日　横浜アリーナ単独公演決定！！

という事で、℃-ute結成10周年の記念日に横浜アリーナでの単独公演が決まったんです！！
横浜アリーナつったら、道重さゆみさんが卒業コンサートを行った場所でもあり、「後輩達にこの景色を見せたかったんです」って言っていた場所。そこに℃-uteが単独で公演を行うって事で、次に繋がる日本武道館コンサートだったと思います。

総評

2013年9月10日の日本武道館コンサートのDVDを観て℃-uteにハマったわけですが、その時の映像を観て℃-uteってレベルが高いなぁって思ったのに、今回の映像を観てそれぞれがさらにスキルアップしてると実感させられました。

そんな中、特に今回いいなって思ったのが矢島舞美さん。
毎回汗びっしょりの超全力パフォーマンスなんですが、今までは歌も全力というか、どちらかというと力任せな印象があったんですが、今回は無駄な力が入っていない感じで、高音のヌケも良く、私が観てきた中では歌に関しては今回が一番良かったんじゃないかって気がします。

また、今回は「ベーグルにハム&チーズ」みたいに遊び心いっぱいな歌もあったりとか、長くやってるからこそできるお寿司屋さんの映像なんかもあって、見て楽しいライブでもあったと思います。

日本武道館から横浜アリーナへと、夢舞台がどんどん大きなものに膨らんでいっている℃-uteですが、それに相応しくライブパフォーマンスもさらに磨かれており、みどころいっぱいのコンサート映像だと思いました！！