りさっちのグラビアインプレッション

グラビアや写真集の感想とハロプロや48グループについて語るブログ。

【写真集レビュー】℃-ute 10th Anniversary Book

℃-ute 10th Anniversary Book

内容紹介

2015年6月11日・・・
今年で結成10周年を迎える℃-uteの10年を振り返った記念本です。

奇しくもこの日、横浜アリーナでの単独コンサートを成功させて、11年目に突入したわけですが、これまでのあゆみというのは決して平坦なものではなく・・・というよりも、むしろ色んな事があってそれを乗り越えて一枚岩のような絆が生まれ、そして現在に至るわけですが・・・
10周年という節目を迎えて、今までの℃-ute。そしてこれからの℃-uteが見えてくる一冊になっています。

ゴールドの表紙に太めの帯がついていて、そこに並ぶ5人という構成・・・ 

この本と一緒なんです・・・と思って過去記事引っ張ってきたら、帯を外した表紙デザインになってました(笑)
残念ながら本作にはこのような仕掛けはないんですが、5人が横に並んだレイアウトが似通っていて、いかにもこちらを意識したようなデザインとなっています。

本作の表紙は左から岡井千聖中島早貴矢島舞美鈴木愛理萩原舞という並び順になっていて、よーく見ると岡井千聖鈴木愛理矢島舞美萩原舞中島早貴の順に並んでいたオフィシャルブックとは微妙に違うんですけどね・・・
(人間の感覚って恐ろしいもので、真ん中に舞美、左に岡井ちゃんという印象が強かったから、今の今まで全く同じ並び順って思い込んでたし、改めて現物を見るまでそのように書こうとしてました!!)

ただ、不思議なもんでオフィシャルブックの頃・・・
2013年、念願だった日本武道館での初の単独コンサートが決まった頃の写真で、その頃でも「昔より垢抜けてきたなぁ」って思ったのに、今と比べると「思春期抜けたて」・・・って感じで、そう考えたら今なお進化している℃-uteっていうのが1枚の写真からわかりますね(笑)

と、表紙だけで恐ろしく長い前置きとなってしまってますが、やっとこさ中身へ。

team ℃-uteに向けたメンバーからの感謝状から始まり、まずはソロページ。
見開きを使った1カットがどんとあって、サンキューって事で39問のQ&Aが見開きがあり、続いて10年を振り返ったインタビュー1ページ、写真が1ページ。そしてコルクボードの写真をいっぱい貼りつけた風の過去の写真があって、最後に写真とテーマに沿ったメッセージという構成。1人あたり8ページ×5人というボリュームなんで、これだけでもなかなかの情報量となっています。

続いて、「℃-ute修学旅行 in 鎌倉」と題して、オフィシャルブログでも話題になったセーラー服姿の5人が鎌倉を練り歩く・・・という企画。
中でも岡井ちゃんのロングスカート、まいまいのルーズソックスというところに、ただ単にセーラー服を着せただけでは面白くないという遊び心みたいなものを感じさせます。

そして宿にチェックイン、浴衣で晩御飯を終えたらジャージ姿でまくら投げ大会!!
最後は5人で10年を振り返る・・・といった構成になっています。

感想

内容紹介とか言いながら感想までがっつり書いてしまったので、改めて「感想」って区切ったところで・・・と思いますが、考えてみたら10年ってすごい長いですよね。
Berryz工房の楽曲の中で「石の上でさえ3年だよ」って歌詞があるけど、同じ事を・・・ましてやアイドルを10年やり続けるってやっぱりものすごい事で、10年かけて辿り着いた境地・・・みたいなものが伝わってきます。

℃-uteとしてのターニングポイントは、元々8人で始まった℃-uteがメンバーの卒業により一気に5人になってしまった事。そして、結成当初からの悲願だった日本武道館での単独コンサートという夢を達成した事・・・になるんでしょうが、中でも矢島舞美さんはリーダーとしての苦悩、中島早貴さんは人見知りからの脱却、鈴木愛理さんはセンターの孤独と葛藤、岡井千聖さんは反抗期、萩原舞さんは思春期と、それぞれが抱えているものがあって、下手したら卒業とか解散とかってなっていたかもしれない中で、各自がそれを乗り越えた先で混じり合って融合して・・・だんだん一つになっていったのが今の℃-ute

10年の軌跡であり、この5人で10年を迎えられた奇跡とも言える℃-uteの10年の深み、味わいを感じさせてくれます。まるでワインのようですね。

ただ、日本武道館コンサートの頃って一つの夢を実現させた・・・という達成感があって、ある意味℃-uteの集大成とも言えるコンサートでもあったので、そこで一区切りついちゃった・・・的な事もあったようですが、今回の10周年というのはあくまでも通過点。
日本武道館よりもキャパが大きい横浜アリーナでの単独コンサートを成功させてなお高みを目指す・・・それこそ次はさいたまスーパーアリーナだって言えるようになったのが何よりの成長って気がします。

同期のBerryz工房は10年をひとつの区切りとして、無期限の活動休止という道を選択しましたが、℃-uteの場合は10年かけてゆっくりゆっくり完成形に近づいてきた感じで・・・長い長い助走期間を経てようやく離陸した感すらあるので、今までよりもむしろこれから!!

10年かけて磨き上げたスキルと、10年間貯め込んだエネルギーを爆発させた℃-uteはこれからもっと面白くなると思うので、team ℃-uteとしてこれからの℃-uteについていきたいと思います。

℃-ute 10th Anniversary Book

℃-ute 10th Anniversary Book

 
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