りさっちのグラビアインプレッション

グラビアや写真集の感想とハロプロや48グループについて語るブログ。

くもり 時々、晴れ。「松岡菜摘ファースト写真集『追伸』」の感想

松岡菜摘ファースト写真集「追伸」

755ウォッチバトルに勝利し、ヤングジャンプから写真集を発売する権利を獲得した、HKT48の松岡菜摘さんのファースト写真集が発売されました。

HKT48発足当時から森保まどかさんとの「なつまど」コンビでビジュアル担当なだけに、今回の755関連で発売される写真集の中ではかなり楽しみな方だったんですが・・・

・・・難しい(汗)

ファーストインプレッションでは記事のアウトラインが浮かんでこず、ましてや記事のタイトルなんて浮かぶはずもなく・・・時間をおいて再度チェック。

・・・そしてふと浮かんできたフレーズが「くもり 時々、晴れ。」

最初に見た時に何故「難しい」と感じたのか、また、何故そんなフレーズが浮かんできたのか・・・その辺を解き明かしながら本作のレビューを書いていこうと思います。

追伸の世界観と松岡菜摘

本作が撮影されたのは山口県の柱島、周防大島、沖家室島といった鄙びた離島。
古びた街並み、古い校舎、古い民宿・・・

アイドルの写真集を撮影しているとは思えないロケーション。

そして、その中にひとり佇む少女、松岡菜摘・・・

静かに穏やかに流れる時の中で、黒目がちの大きな瞳は何を見つめるのか。
時に微笑む彼女は、また物憂げな表情で何かを訴えかける。

 

頭の中で物語を紡ぎながら読み取っていく作業・・・
派手さも虚飾もない世界から欠片を拾い集めながら読み進めていく中で少しずつ見えてくるもの。結局のところ辿り着くのはこの言葉。

「考えるな、感じろ」

 

えと・・

格好つけて文章書きたかったわけでは決してないんだけど、要はインパクトとかパンチの効いたカットとか、そういうわかりやすくガツンとくるカットっていうのがなくて、じわじわと滲み出てくる感じだから、よーく見ないとわからんというか、ちゃんと見ないとわからんってだけの話。

なんで「難しい」って感じたかというと、最初は似たり寄ったりな表情が多いなぁとか、派手さが全然ないなぁとか、そんな事を考えながら見ていたので、吹き抜ける風のようにすんと通り過ぎてしまった感じ・・・
どっちかというと、逆に「胸がないなぁ」とかマイナスの印象ばかり拾い上げてしまっていて、こりゃ困ったぞ・・・みたいな。

さらに困らせてくれたのが松岡菜摘さん・・・

これまでかわいらしい雰囲気を持ったコっていう印象は持っていたけど、改めて見ると和のテイストがすごく強くて、ある意味個性的なルックス。
彼女のたおやかな魅力というのは、こういう世界観だと溶け込んでしまって余計にわかりづらく、目を凝らすか感受性をMAXにするかしないと見えてこない・・・

だから「難しい」と感じたし、ひょっとしたら今なお拾いきれていないのかも・・・

「くもり 時々、晴れ。」

抽象的な言葉を並べてしまった感があるが、ここでヤングジャンプの巻末グラビア・・・

新人の女優さんを田舎に連れ出して、自然の中に佇む女優・・・みたいな演出をやっているのがたまにあるが、松岡菜摘さんの写真集をきれいにそれにあてはめた格好。
画的な派手さがない分、想像で余白を埋めていったりするわけだけど、何も浮かばない時ってそのままするするっといっちゃったりするでしょ。

だから、松岡菜摘さんが好きでその魅力を一生懸命受け止めようとすれば見えるのかもしれないけど、目が曇っているとすっと通り過ぎてしまって何も見えてこない・・・みたいな。

要は見る人の感性次第というか、丸投げされちゃった感じ・・・ですかね。

だから、今回は印象に残ったカットを拾っていこうと思うのですが、物憂げな表情を「くもり」って考えたら、時折みせる晴れ間のような微笑。そんな按排で流れていく作品です。

とりあえず曇り空に佇む・・・とか、その辺はパスして、校内でのセーラー服姿。スカートを下ろして、上が制服、下は水着という構図。
白のセーラー服の真下には縦にすっとのびたおへそのライン。バックショットのお尻の感じもいいと思います。白ビキニ姿になると胸が全然ないなぁって思ってしまうのですが、立ち姿はとてもスレンダーであり、上半身はすごく華奢で腰から太ももにかけてまるみがあり、足首までしゅっと流れていくライン。
顔も小さめで首が長く、何頭身ってのを推してもよさげな印象です。

続いて、表紙の衣装で見開きの表情アップ!!
やや上目遣いでの微笑・・・めちゃくちゃかわいいです。
てか、こういう表情が多かったらこんな回りくどい感想を書く必要なかったのにって思いますが、この表情はかなりいいと思います。

白ワンピース、ツインテールと続いて、海での水着姿。薄手の白い上着を脱ぎ捨ててオレンジのビキニ。この辺のカットは笑顔が多めでかわいいなって思います。

アイスをぱくってやってるカットは肝心の笑顔がピンボケ・・・

軽トラでおだんごヘアに水着の上にシャツ着て、体操座りで手を伸ばしてうーんてやってるカットの表情と、ビーチでのビキニ姿・・・小首を傾げて笑う感じとか好きですね。

浴衣、白ワンピ、白い下着?ときて、黒のビキニなんかは脇上げポーズのがほんのり色っぽい感じかな。

布団の上でこっちを見てるカットなんかがあって、セーラー服で島との別れ・・・って感じ。

 

曇り空から時折のぞくあたたかい陽射し、陽だまりのような笑顔や印象に残ったカットをピックアップしてみました。

どちらかというと、ヤングマガジン的な派手さというかわかりやすさとか、ちょい足しみたいなのがあった方が、もっと松岡菜摘さんの魅力をわかりやすく伝えられるのに・・・って思ったぐらい、本作はわかりにくいなぁって思いました。
松岡菜摘さんの事がめちゃくちゃ好きならわかるのかもしれないけど、パラパラっと見ただけでは本作の真価はわからないのかも・・・というのが本作を見ての率直な感想です。

松岡菜摘ファースト写真集「追伸」

松岡菜摘ファースト写真集「追伸」

 
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