りさっちのグラビアインプレッション

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新緑の如き輝きと新たなる息吹を感じるコンサート。「モーニング娘。'15 コンサートツアー春~GRADATION~」の感想

モーニング娘。'15 コンサートツアー春~ GRADATION ~ [Blu-ray]

モーニング娘。」の長い歴史の中で「道重さゆみ」という存在は、まさしく「中興の祖」というべき存在でした・・・

そんな道重さゆみさんも後輩達に全て託して卒業・・・

今のモーニング娘。には道重さゆみさんぐらい知名度があるメンバーもいなければ、道重さゆみさんぐらい経験を積んだメンバーもいない。あるのは「モーニング娘。」という看板と、道重さゆみさんが全てを託した後輩達のみ。

ちなみに現在のモーニング娘。'15は、9期生が一番の古株になって4人、10期生も4人、11期生が1人で、入ったばかりの12期生が4人の13人体制。

さゆみんが「この景色を見せたかったんです」と卒業コンサートで見せた横浜アリーナの景色・・・

さすがに横アリと比べたら規模が小さいかもだけど、'15で早くも日本武道館に辿り着いてしまったわけで・・・このままいったらひょっとしたらこの13人の力であの景色を掴み取るのでは?そんな気にさせられるような、勢いを感じさせるコンサートでした。 

ま、モーニング娘。日本武道館コンサートの前日がアンジュルムのコンサートだったんで、平日で、しかもハロプロ!として連日おさえる形式で大幅にセットを変えないのであれば、土日に単独でやるより経費を抑えられるのかもしれませんが・・・

セットリストについて

序盤に大好きな「One・Two・Three(updated)」「ブレインストーミング(updated)」がきて、さらに好きなバラード曲「夕暮れは雨上がり」「時空を越え 宇宙を越え」がくる流れが私的にはいい感じ。

続いてメンバー紹介を兼ねた「女子かしまし物語モーニング娘。'15ver.~」
AKB48でいう「チームB推し」みたいな曲なんだけど、モーニング娘。'15も今は13人いるし、まだまだ浸透していない12期メンバーの紹介にもなるので、面白いし毎回やればいいのにって思いました。

ただ、各メンバーを紹介するパートはソロで歌うので、13人それぞれの歌唱力がまるわかりという・・・誤魔化しがきかない、ある意味危険な曲。
なまじ11期の小田さくらさんがトップクラスの歌唱力なもんで、その後に続く12期とはやっぱ差があるなぁって思っちゃいました。

ちなみに秋コンサートではこの曲はやっていなかったけど、個々の成長を見せる上では定期的にちょいちょいやるべきって思いました。

ちなみに佐藤優樹さんの歌い方良かったなぁ・・・
いかにもワガママなガキんちょみたいな感じの歌い方と、へへへって笑い方(笑)
これも表現力・・・歌で楽しんでるというか、遊んでる感じがいいですね。

ちょっと飛んでメドレー!!
中でも圧巻だったのが、まーちゃんとさくらによる「Memory 青春の光」。
最初の主旋律を歌い上げるさくらと、高音でハモるまーちゃん。
・・・後で知ったんですが、実はこの日のまーちゃんは喉が不調だったらしく、最後の挨拶とかぎりぎり絞り出すぐらいだったのに、きれいな高音を出していて本当に凄かった・・・
逆にこの2人があまりにも凄すぎたんで、バックコーラスに入った12期生との温度差があったかな。曲の世界に入り込む2人と、まだまだついていく事に一生懸命な4人ではそりゃ差があるわなぁって感じ・・・

残念ながら9期が入った頃、10期が入った頃というのを知らないので、初期スキルからどうやって今のスキルまで成長したのかを知らないので今とは比較のしようがないし、12期が成長していく様子をこれから見届ける楽しみしかないわけですけどね(笑)

さて、「リゾナント ブルー」を皮切りに後半戦にさしかかってますます加速していく娘。達!!
The 摩天楼ショー」で衣装チェンジし、お腹出しの衣装へ!!
最近℃-uteがコンサートの後半になってもおへそを出さなくなってきているので、その路線は娘。が継承するんでしょうか?
(唯一、矢島舞美さんだけがおへそ出てます・・・みたいな。)

突如「ラストナンバー」と絶叫する石田亜佑美さん。
その勢いのまま本編ラストナンバーとなる「What is LOVE?」に突入!!
喉を傷めているはずのまーちゃんの必死のオイオイの掛け声いいですねぇ・・・

アンコールは「イマココカラ」で、最後は「涙ッチ」という流れ。

掴み、メンバー紹介、圧倒的歌唱力、一気の畳み掛けと、うねりのあるセットリストでとっても楽しかったです!!

成長を続ける娘。達・・・

道重さゆみさんの卒業で今後どうなっていくんだろう?って心配な方も多いとは思いますが、今の娘。達を見ていたらさゆロスとか言ってる場合じゃない!!

9期と10期が先輩として強烈にリーダーシップと個性を発揮し、譜久村聖さんはリーダーとして時に艶っぽく歌ったり、飯窪春菜さんはMCを頑張ったり・・・と、それぞれの得意分野に磨きをかけてきた印象。
(11期ってさくらしかいないからこういう時に困るけど、ほぼ9期10期とそん色ない個性と実力を持っているので、要所要所でキラリと輝いてました。)

そして12期はまだ必死に喰らいついている感じではありますが、徐々にその個性を発揮し始めている感じで、尾形春水さんは関西弁、野中美希さんは英語、牧野真莉愛さんは全力投球、羽賀朱音さんは妹キャラ・・・今のところそんな感じではありますが、今後これがどう変わっていくのか、まだ見せていない一面ってのもありそうですよね(笑)

ま、その辺の個性をさらに出していったのが次の秋コンサートの「PRISM」かなぁって感じ。現在コンサートの真っ最中なので、興味がある方やさゆロスから抜け出せない方は・・・今の娘。達の頑張っている姿を是非見てあげてください!! 

なんだかんだで秋コンサートの「PRISM」この目でしっかり観てきたけんね!!
で、千秋楽が日本武道館って事で恐らくDVD化される事でしょうから・・・セットリストとか、福岡公演との違いとかはその時にこってり書いていこうと思います。
(ただ、℃-uteの秋のコンサートツアーの千秋楽はパシフィコ横浜なんで、今年は日本武道館でコンサート出来ないのかぁっていう悔しさはありますけどね・・・)

プラチナ期を知らない私ですが、モーニング娘。はこれからもっと面白くなると思いますし、悔しいけど伝統ある看板を背負ってるコは強いなぁとも思います。
なんかすっかりモーニング娘。に帰ってきた感じしますが、たとえあの頃のメンバーはいなくても、あの頃のイズムをしっかりと継承している今の娘。達に大いに期待したい!!そう思わせてくれるコンサートでした。 

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