ずっと見てるとなんだかクセになりそうな魔性の瞳！！「松村香織ファースト写真集『無修正』」の感想

48グループ内で755での写真集発売を賭けたバトルが行われている傍らで、いつの間にか写真集の発売が決まっていた感のあるSKE48の松村香織さん。

「無修正」というタイトル以前に「無謀」な挑戦とも思えるのですが・・・そうはいってもかおたんだって今年の選抜総選挙で第13位にランクインしたAKB48のれっきとした選抜メンバー・・・

そう考えたら、「AKB48の選抜メンバー」っていう看板を引っ提げて写真集を発売するにはいいタイミングだったのかも。
（ただ、755バトル勝者の写真集が多数発売されているこの時期をあえて狙ったのか、巻き込まれたのかはわかりませんが、この時期にタイミングを合わせたかのように発売となったのは・・・なんかかおたんらしいんですけどね。。）

ちなみに本作のタイトル「無修正」は、撮った写真に対して一切の修正を加えないという意味なので、アダルトな感じのニュアンスではありません（笑）
（とはいえ、ここで「無修正」と言ってしまうと、他の写真集は修正が加わっているって事を暗に示している気がするんですが・・・）

では、早速中身の方をチェックしていきましょう。

松村香織のリアル

本作の構成ですが、松村香織さんの生い立ちを写真集で振り返ろうというもの。

地元でもある埼玉県和光市、和光市役所で撮影されたものはワンピースに麦わら帽子姿。

続いて、母校の中学校での制服姿。歯を磨いたり、部室の前でバット振ってみたりって感じで、そんな学生生活を送っていたのかなぁって思ってみたりして。

所変わってホテルの一室。ここからいよいよ下着姿に。
ワンピースを少しずつ脱いで下着へ・・・っていうのがあって、ベッドでの黒い下着姿を披露。この辺はちょっとメイク濃い目かな。

続いて、新宿？のバー。
週刊誌で書かれてあっさり認めたSKE48に入る前のキャバ嬢時代を思わせるもの。
真っ赤なワンピース姿でグラスを傾けたり、捨てられた子猫のように道端にちょこんと座ってみたり・・・

ここで、松村香織さんのインタビューを挟んでから、こちらもSKE48に入る前に実際に働いていたという秋葉原の@ほぉ～むカフェで、メイドさんになっちゃっています。

続いてはフローリングのお部屋での水着姿。
ビキニ、チェック柄の水着、花柄の水着に花輪と、アイドルっぽい水着姿を披露してます。

最後はなんと名古屋の松村香織さんの自室で撮影。
タンクトップにミニスカートでリラックスした姿。そして上を脱いでノーブラ、シャツで胸を隠したり、続いて入浴後に首から提げたタオルで胸を隠したり・・・というもので、最後にちょっとドッキリさせてくれます。

普通だったらあまり触れたくないであろうキャバ嬢やっていた過去までしっかりと取り入れて、松村香織さんのこれまでの歩みをリアルに掘り下げた構成になっています。

中の上だと思うんですが・・・

現役アイドルに対して「中の上」っていうのもいかがなものとは思いますが・・・

松村香織さんのルックスレベルは中の上ってところ。
水着姿を見ても、ウエストが引き締まっている・・・とは言えないし、二の腕や太ももはむちむちしてるし、タオルで胸を隠しているカットなんかを見ても、胸もないなぁって感じ。

もっと言うなら歌もダンスもそこそこ・・・
一時期は終身名誉研究生なんてポジションになっていた事もあるぐらいで、アイドルとしてのポテンシャルとしては？？？って感じ。

そんなかおたんがAKB48の選抜にまで入って、写真集まで出した要因は何かと言えば、1つは型にはまっていないという点。そして2つ目はGoogle+での圧倒的な発信力。

ある意味札付きの問題児なんですが、それもポリシー持って貫き通せば個性になり武器になる・・・

多分、松村香織さんのような生き方というか、真似できるアイドルは他にいないと思うし、余程の芯の強さがない限りは真似しない方がいいんでしょうが・・・ま、ある意味捨て身というか、それができる唯一無二の存在だからこそ、現在のポジションを掴み取るに至ったんでしょうね。

・・・なんて事をだらだらと書いてしまいましたが、アイドルの王道を歩んでいない苦労人なだけあって、かわいいというよりも味がある表情・・・といった感じ。
中でも一番特徴的なのは、かおたんの目。
か弱く健気なように見える時もあれば、上目遣いで男を誘うような目をする事もあって、目に注目していたら・・・なんかいいなってだんだんと思えてくる魔性のメヂカラ（笑）

目が魅力的だと書きましたが、表情にもすごく味わいがあって、その時々で結構いい表情してるんですよね。かわいいかわいくない云々は別にして、シチュエーションに合せたナチュラルな表情がすごくいいなって思います。

色々書いてきましたが、じっくり見てるとかおたんのよさがじわじわと滲み出てくるような、とっても摩訶不思議な作品になっています。

ま、松村香織さんの写真集って事で、食わず嫌いじゃないけど、見る前から過小評価してしまう点が少なからずあるかもしれない。
だけど、「かおたんってかわいくはないけど・・・でも、なんかいいよね。」って思わせるだけの奥行きある作品だと思いました。