りさっちのグラビアインプレッション

グラビアや写真集の感想とハロプロや48グループについて語るブログ。

親目線の成長記録。「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」の感想

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Documentary of・・・といえばこれまでAKB48のイメージでしたが、本作は公式ライバルとしてスタートした乃木坂46のドキュメンタリー。

世間的にどうなのかはわかりませんが、今や乃木坂46はAKB48とは違う価値観を創造していて、48グループとは完全に別物。*1「AKB48の公式ライバル」として始まった事なんかすっかり忘れるぐらいの快進撃。一時期、メンバーの兼任なんて事もあったけど、それすらも成長していく上での糧としてここまで大きくなった・・・
(ただ、欅坂46なんてグループまでできて、まさかの「46グループ」化しようとしているところまでは予想だにしなかったけど・・・)

本作はそんな乃木坂46の中から、生駒里奈・西野七瀬・橋本奈々未・白石麻衣・生田絵梨花の5人を物語のメインにし、母親が見た乃木坂46に入る前の様子と、入ってからの様子と、今の様子を、過去の映像記録と共に振り返る・・・というもの。

ただ・・・
いじめにあっていたとか、ぼっちだとか、裕福ではないとか、ひきこもりとか・・・なにかしら傷ついた過去があって、影を背負ったコ達が何かに導かれるかのようにオーディションを受け、アイドルという道を歩き出す。

その道の途中で泣いたり笑ったり、挫折したり、苦しんだり、喧嘩したり、あとは大人の決定に翻弄されたり・・・そうこうしながら強く逞しく成長していく娘の姿を見守る親の目線。

そうして成長したメンバー達に支えられて今の乃木坂46が形作られている事がわかる作品になっています。

その中には、発足当初に過去のプリクラが出てきてしまった若月佑美さんだったり、プリンシパルの結果を受けて口論する松村沙友理さんと生駒里奈さんの姿(その後の逃亡事件も含む)だったり、センター交代やAKB48との兼任で翻弄させる生駒里奈さんだったり、2014年当確と思われていたNHK紅白歌合戦出場を逃してしまった松村沙友理さんのスキャンダルだったりと、乃木坂46の黒歴史も踏まえた構成なのはドキュメンタリーならではといったところ。

・・・なんですが、いかんせん「ガチ」と「マジ」を標榜し、劇場的なサプライズ展開で国民的・・・ってところにまで駆け上がったAKB48と比べたら*2事件的なインパクトもそこまで強いわけではないので、「心の成長」っていう部分にポイントを置いたのは、なんかいかにも乃木坂的だなぁって感じ。

なんだかんだで乃木坂46は「乃木坂って、どこ?」の初回から見ているから、初期の頃の印象もしっかりあるので、映像を見ていたら懐かしいなぁって思うし、きれいになったなぁとも思う。

だけど、AKB48の事件簿と比べるとどうしてもインパクトで劣るから(それが悪い事では決してないんだけどね。)ドキュメンタリー作品としてのインパクトもAKB48のそれと比べると弱いなって感じたし、なんだかんだでエンディングの「悲しみの忘れ方」と共に流れる総集編みたいな映像が一番泣ける・・・って思っちゃったのは事実。

逆に「バナナマンから見た乃木坂46」みたいな感じで、乃木どこの総集編みたいなのを作った方が感動出来たんじゃないかって気もしました。 
(なんだかんだで西野七瀬さんがバンジー跳ぶシーンとかの方がインパクトあるし、設楽さんが「西野あの時どうだったの?」みたいなやりとりまで想像しちゃうし・・・)

*1:AKB48と乃木坂46をいっしょくたにする人は、きっとハロプロ!とか別のアイドルグループも全部同じに見える人だと思う。

*2:昔のAKB48にあって、今のAKB48にはないものなんだけどね・・・

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