りさっちのグラビアインプレッション

グラビアや写真集の感想とハロプロや48グループについて語るブログ。

中身知ってたら買わなかったと思う。「みんなの山本彩」の感想

みんなの山本彩 (ヨシモトブックス)

私はさや姉こと山本彩さんが大好きだ。
だから、こうしてなけなしの1296円を出して本作を購入した。

身銭を切って購入したからこそ、購入者の率直な感想として「ダメなものはダメ!」だったと書いておきたいと思う。

 

おクラ入りしかけていた特別写真集企画がまさかの発刊!

そもそもこの写真集?の企画は、3週間限定で山本彩さんを自由に撮影してOKとし、その代わりとして撮影した写真を集めて写真集を作ってしまおうというもの。

よくよく思い出して見たら、この企画発表って確か2nd写真集のリリース前で、本作が山本彩さんの2nd写真集になるのかな?ぐらいに思っていたんだけど・・・ 

結局先に発売されたのは写真集の中でも名作の部類に入る「SY」。

ガンガン売り上げを伸ばしていく一方で、いつしか忘れられていた感のある本作の存在。

そして、本当に忘れた頃に急遽発売される事となった・・・

その証拠に帯には「おクラ入りしかけていた」とあり、ネタでもなんでもなく本当にお蔵入りしかけた事が窺える。

「そんなわけないやろ・・・ホンマや!!」

かの明石家さんま師匠のボケが鮮明に浮かぶぐらい、本作は問題作だと思う。
それこそ購入前に事前に中身を知っていれば、絶対に買わないであろうレベルの・・・

とにかくコスパが悪い!!

本作は最新オフショットが多少追加されているとはいえ、ほとんどは街ゆく素人さんが携帯カメラで撮影したものがほとんど。

ピントが合っていなかったり、ブレていたりっていうお粗末なものも多いし、あまつさえ画質が粗くてがさがさなものまで・・・

使用写真600点以上とあるが、使えないレベルの写真も含めてなので、いくら量が多かろうがここまで画質も完成度もバラバラでは見る気がしない。
逆に2センチ強はあろうかという厚みが見るものをうんざりさせる・・・

そして、いくらさや姉がかわいかろうが、面白い表情をしていようが、結局のところは当たりのレベルがブログや755やTwitterでアップされてる写真と同程度なので、わざわざ本作を買わなくてもブログ等をチェックしていれば事足りる。(と私は思う。)

その上、コミックサイズの大きさ、ざらざらの安い紙と、写真の出来の凡庸さの上にこれだけの悪条件が重なれば、いくら被写体が山本彩さんだろうが名作とはならないというわけだ・・・

友撮との違い

本作は一般素人が山本彩さんを自由に撮影するというもので、一時期連載されていた友撮(メンバー間が相互に撮影するというもの)と若干コンセプトが被るかとも思ったのだが・・・全然違っていた。

紙質が本作よりもいいっていうのもあるが、友撮の場合は色んなメンバーが出てくるんのと、写真の脇に撮影者のコメントが書いてあって、エピソードや撮影意図がわかる。
そういったのと一緒に写真を見るから面白いんであって・・・そう考えたら、同じく素人が撮った写真を集めた写真集っていうコンセプト自体は似ているけど、友撮とは全然違うんだなぁと改めて実感させられる。

さや姉好きでも不納得の一冊!

重ねて言うが、私はさや姉こと山本彩さんが大好きだ!!

だけど、本作のこの出来は写真集として決して満足できるレベルではないし、わざわざ買って読むほどの本ではないと思う。

なまじ山本彩という名前がNMB48は勿論、AKB48の中でもかなりのビッグネームになってしまったので、「山本彩さんの写真集」ってだけである程度は売れてしまいそうだけど・・・本作だけはその名前を信頼して無条件で買う事はおすすめしない!!

「写真集」という定義は人それぞれだろうが、本作は文字通り「ただ写真を集めただけのもの」であり、それ以上の価値が見出せないものであるという事を警告した上で、今回の感想の結びとさせていただく。 

みんなの山本彩 (ヨシモトブックス)

みんなの山本彩 (ヨシモトブックス)

 
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