20歳だから大人、だから大人の…っていうのは少し違う気がする。「漫画アクション 2016年3/1号 表紙：木﨑ゆりあ（AKB48）」の感想

「祝 成人！20歳のゆりあぴーす！！」
という事で、めでたく今年新成人となった木﨑ゆりあさんが今回の漫画アクションの表紙と巻頭グラビアに登場しました。

ピンクのかわいらしいビキニに対して、表情は若干カタめな感じに見受けられます。
そんなゆりあぴーすを見るにつけ、個人的には「なんだかなぁ」と思ってしまうわけですが・・・早速感想を書いていきたいと思います。

表紙&巻頭グラビア　木﨑ゆりあ（AKB48）

黒い水着の上に白いスケ系の衣装の全身カットから始まる木﨑ゆりあさんのグラビア。
これに関しては衣装が大人っぽいので、表情とかも大人っぽくて全然いいと思います。

そして、おバカ女王が机に向かう・・・
という事で、鉛筆を鼻と唇で挟むポーズや、新聞を読んで難しい顔をしてみたり、英語の参考書を見て白い歯を見せてにっこり笑ってみたり、この辺は木﨑ゆりあさんのキャラに合わせて面白いシチュエーションを用意したと思います。
（木﨑ゆりあさんが実はおバカキャラである事を知った上で見るとより楽しめる・・・みたいな。）

そして、表紙のピンクのビキニの座りポーズで妙に大人っぽい表情。
個人的にはこの辺が違うんだよなぁって感じるんですよね。

次のページのにぃって感じの笑顔とかすごくかわいらしいと思うし、その下の黒いビキニに関しては、大人っぽい表情でいいと思うし、同じ水着でその次のカットのぷぅっとした感じの表情・・・これも正解！！
だって黒のビキニなんだもん。

最後のワンピースでシャボン玉とかやってる感じの笑顔も最高にかわいいと思う。
てか、みんなが見たいのってこの笑顔じゃないの？って思ってしまうのだが、その辺はみんなどうなの？って逆に尋ねたい！！

さらに「おまけ」って事で、木﨑ゆりあさんの3分クッキングのコーナー！！

水着にパーカー姿でオムレツづくり・・・というものだが、非常に自然な表情がおさめられていて、グラビアのしめくくりとしていいものが見れた・・・って気がする。

個人的に思うのだが、衣装さんが水着とかを用意する際に、ピンクのかわいらしいビキニをした場合、モデルに対してどんな表情・シチュエーションを求めてそれをチョイスするのか・・・その意図みたいなものをもう少し考えないものなのだろうか？

さらに言うなら、今回は黒のビキニまであるんだから、大人っぽい表情はその時にいくらでもできる。だったらピンクのビキニを着た時には・・・って考えた上で、あえてその逆をいくという演出で、あの表情？

新成人だから大人の魅力を・・・って事であえてそうしたって事かもしれないけど・・・

逆に10代の女の子が大人の女性に憧れ、背伸びして大人っぽさを演出するとか、ちょっと反抗期を思わせる感じとか、そういうのが時として甘酸っぱくてかわいらしく見える時ってあるじゃないですか？

どちらかというと木﨑ゆりあさんとかは、元々が思いっきり童顔なのに精一杯背伸びして大人っぽく見せようとしていたように見受けられるし、多分カメラの前で笑顔を見せるのが苦手なコなんじゃないかって気がするんですね。
（なんとなくヤンキー気質な感じもするし・・・）

そんな木﨑ゆりあさんの10代を思えば、「新成人＝大人」だから、大人の魅せ方をしていこうっていう演出自体がすごく安直な感じがして・・・

もうそろそろ中身が違うくても、外見は「かわいい系」なわけだから、それをしっかりと受け入れて、他のカットで見せたように自然体で笑えばいい。
それをピンクの水着の決めポーズで見せてくれたら・・・多分すごくいいカットが出来上がるんじゃないかって気がするんです。

そういう「大人の余裕」みたいなものを出していくのも「大人の女性」ならではだと思うので・・・本人が何にこだわっているのかは知りませんが、もっと色んな意味でやわらかくなったらいいのになぁと思ってしまいました。 

漫画アクション No.5 2016年3/1号 [雑誌]