おっぱいという破壊力はあるんだけど…片山萌美 写真集 「人魚」の感想
9月14日に発売された若手女優 片山萌美の初写真集「人魚」の感想です。
読後に結局「人魚ってタイトルにどんな意味があったんだろう?」という疑問が生じ、帯の「泡沫の恋」っていうのをみて納得・・・というより「ふーん」って感じかな。
本作の評価が難しいところは、おっぱいという有無を言わせぬ破壊力。
そこはやっぱり「おへそフェチ」って言ってる私でさえも、胸が大きければ確かにすごいなぁって思うし、それがただならぬ大きさだとそれだけで十分武器になる。
その点においては片山萌美は確かに「持ってる」人だとは思うんだけど・・・
なんかね、私の中でしっくりきていない点があって、本作の評価を難しくしている感じでして・・・そういったところから核心に迫っていきたいと思います。
誰が為のおっぱいなのか?
普段、ブログで胸の事を表記する際には大概「胸」って書く事が多いんだけど、今回あえて「おっぱい」と直接的な表記をしているのかと言いますと・・・
片山萌美の胸・・・あの形といいデカさといい、あれを見せられたら下手にオブラートに包むよりかは、むしろストレートに「おっぱい」と言い切っちゃった方がいいだろうという判断。
で、タガタメ・・・というのは、片山萌美が写真集を出す上でのターゲットはどこなのかという率直な疑問。
そもそも片山萌美の立ち位置がよくわからなくて、若手女優という肩書きなんだけど、出演作が思い浮かぶわけでもなくて、なんとなくふわっとしている感じ。
山地まりの女優っていう肩書きもなんかふわっとしてるなぁって思ってたんだけど、なんとなくそれに近い感覚。
写真集を見てると、片山萌美の年齢がわからなくなってくるというか、結局何歳なん?っていう疑問が沸いてきて、調べてみたら1990年10月1日生まれの現在25歳。
「若手」っていうのがどこまでの範囲なのかもよくわからないけど、グラビアアイドルっていうほどキャピキャピした雰囲気でもないし、年齢的にも今からグラビアアイドルもないだろうって事で女優なのか・・・その辺もよくわからないし、よくよく考えたら片山萌美という存在が謎。
結局のところ、片山萌美って祥子とか・・・あの辺の謎の人ジャンルに入ってしまうのでは?と思ってしまったんですが・・・どうなんでしょう?
次にターゲット層に関してですが、おっぱいフェチ・巨乳フェチ・・・そこは当然狙っていると思いますが・・・
片山萌美のルックスに関して言えば、森田涼花を大人っぽくした感じとか、あとは酒井瞳とか・・・なんとなくだけどアイドリング!!!っぽい系統の顔だちで、時として女優の尾野真千子っぽい雰囲気もあり・・・明るく華やかなかわいらしい系統とは対極的。
どちらかというと、しっとり落ち着いた大人の女性といった感じで・・・ちょっと地味だなぁ感じてしまうところに、あの粗暴なおっぱいが君臨する・・・そんな強烈なギャップがあるのが特徴。
ただ、本作だとそんな片山萌美のどこを見てほしかったのか、どこに注目してほしかったのかというアピールポイントがイマイチはっきりしなくて、色んなターゲット層に満遍なくウケるよう無難に作っちゃった感じ。
だから、やる事はやってるんだけど、どすんとくるインパクトがあるわけでもなく、全体的にふわっとしていて、結局残ったのはおっぱいの印象だけ・・・みたいな。
これでおっぱいがなかったら、きっと駄作だったんだろうなぁって気がしてなりません。
構成とみどころ
ものすごくざっくりした構成でいうと、序盤はメイクをしっかり施したきれい系。
中盤はナチュラルメイクに近い感じ。そして後半は髪をアップにしたりしたかわいい系って感じ。
下着に上着ありでベッド
ビーチでのビキニ(肩紐はずしあり)
黒のドレス(横乳と谷間)
プールでのビキニ
素肌に白シャツ
スク水
湖でのビキニ(表紙のノーブラあり)
ベッドでの下着姿
紺のタンクトップ
下着姿への脱衣
薄手の白ニット
・・・といったところかな。
プールでのビキニ姿で、髪をオールバックにした立ちポーズとか、素肌に白シャツで胸元をみせつつの表情とか、シャツをたくし上げた淡い黄色の下着姿とか、いいなっていうカットもありました。
が・・・素材勝負を挑むには今一つキャラがないというか、地味というか、普通っぽい感じがしてしまってパンチ力不足。
で、結局おっぱい頼りになってしまった感じが否めません。
総評
結局のところ、「片山萌美って何者なんだろう?」っていうそもそもの疑問に行きついてしまったわけですが、片山萌美のはっきりしない立ち位置、ターゲット層の不明瞭さ・・・そういった点から、素材勝負を挑んだ割にはその素材力を活かしきれていない感じがして、正直物足りなかったです。
とにかくおっぱいがあってようやく成立したとも言えるでしょう。
少々厳しい評価になってしまいましたが、片山萌美から漂う「団地妻感」がハンパないなと思ったので・・・だったら「背徳」かなんかをテーマに団地妻を思いっきり演じてほしかった気もします。
どう考えたって明るくかわいらしい華やかさは出せないわけだし、全ターゲット層に満遍なく好かれるっていうのは恐らく難しいと思うので・・・だったらコアターゲットを絞って、しめりけたっぷり、情感たっぷりに、思いっきりエロスの方に倒してくれた方が思う存分魅力を発揮出来たんじゃないかなぁって気がします。
次回作ではこういう中途半端に広く浅くを狙った作品ではなく、偏っていていいと思うので、女優として思いっきり演じ倒してほしいなぁと思いました。