2010年のアイドル業界を振り返る - りさっちのグラビアインプレッション

2010年最後の今回は「2010年のアイドル業界を振り返る」と題して、「IDOL×IDOL」なりの切り口で今年のアイドル業界を振り返ります。

AKB48に染まった2010年

振り返るも何も、2010年は「国民的人気アイドルグループ」に成長を遂げたAKB48一色になった1年でした。今やテレビで見ない日はないし、雑誌のグラビアでも見ない事はないぐらい・・・
2010年初頭はどちらかというとAKB48としてグラビアに登場していたのに対し、第2回選抜総選挙やじゃんけん大会を経てさらに認知度が上がり、メンバーのソログラビアが増えた1年でもありました。

今やAKB48としてトップメンバーが揃わなくても、「AKB48の・・・」という看板がつけば誰が出ていても成立するぐらいのブランドを確立した感があります。
それに牽引されるようにSKE48の躍進や、SDN48のメジャーデビューに、元旦から劇場公演をスタートさせるNMB48と、2011年もその勢いは続きそうですね。

言葉を持つアイドル

AKB48の躍進の理由・・・AKB商法や数々のサプライズも含め色々あるとは思いますが、総選挙で徳光和夫氏が言っていたように、彼女達が自分の言葉を持っているというのが大きいように思います。
そして、それを支える日々の劇場公演・・・
日々お客さんの目に晒される事で、そんな中でちょっとでも自分が印象に残るように必死に考えてPRしていく・・・そうした下地があるからこそ、バラエティー番組にも柔軟に対応できるアイドルとして登場機会が増え続けているのではないかと思います。

これは、小野恵令奈さんの卒業公演を見た時に感じたことですが、公演中のフリートークもトップメンバーはお客さんの反応を感じとり、ちゃんとお客さんと会話できているんですね。それに対して、まだ自分の事で精一杯なメンバーは、自分の言いたい事をまくしたてるだけで、お客さんの方を向けていない・・・それでは表舞台になかなか立てないのも、ある意味仕方がない気がします。

この事からもわかるように、AKB48はメンバー内で常に競争し、勝ち抜いたメンバーが表舞台に立っているわけだから、AKB48というブランド力だけでなく、個々でも一定レベルの実力があると言えるのです。
そういった要素が結実したAKB48にとっては「アキバ系アイドルが本物になった」事を印象付けた2010年だったのではないでしょうか。

そして、次世代アイドルを紐解く鍵として「言葉を持つアイドル」に注目していきたいと思います。

グラビアアイドル冬の時代

2010年は雑誌のグラビアをAKB48が席巻したことにより、一方でグラビアアイドルは登場機会を奪われた格好になるのですが・・・それでもちゃんと生き残っているグラビアアイドルもいるし、活動範囲を拡大しているコだっているので、逆に言えば本物であればきちんと支持される時代になったとも言えます。

某巨乳グラビアアイドルがイベントで仕事が減ったと嘆いてましたが、それはいつもエロ本系の雑誌のグラビアで、目を細めて色っぽい・・・的な事ばかりやっていたから需要がなくなっただけの話で、誰かのせいにするのはお門違いです。
つまり、水着着て適当にポーズとってりゃOKレベルのグラビアアイドルは淘汰され、ファンの心を掴む本物だけが生き残れる時代になったと言えるのではないでしょうか。
（そういう意味では、ほしのあき、熊田曜子、磯山さやか、安めぐみといった面々が未だに一線級である事も頷けます。）

グラビアとAVのボーダレス化

一方で元AKB48の中西里菜、春菜はな、つぐみ、星野飛鳥といった面々のAV進出も大きな話題となった1年でした。この話題についてはこれ以上掘り下げない事にします。

2011年の次世代アイドルとは？

AKB48に関しては、ファンに愛想を尽かされるようなひどいスキャンダルだったり、世代交代の失敗（中心メンバーの離脱など）でもない限りまだまだこの勢いは続きそうなんで、揺るぎない個性であったり、魅力がない限り、現在の硬い土壌を突き破って芽を出すのは難しいといえます。

そんな中、2011年に大ブレイクを期待したいのは「吉木りさ」さんです！！すでにDVD「セキララ*彼女」シリーズが大ヒットして、グラビアでも頭角を見せつつありますが、バラエティー番組で吉木ちゃんの「愛されキャラ」が炸裂すれば、一気にブレイクって可能性もあると思ってます。
というわけで、「IDOL×IDOL」の2011年は吉木りさ推しでいきます！！