【DVDレビュー】平嶋夏海「NATSUMI」

平嶋夏海「NATSUMI」のレビュー・感想

本作は、元AKB48の1期生で現在は舞台を中心に女優として活動している、なっちゃんこと平嶋夏海さんのファーストイメージDVDです。

一般的にありがちなグラビアアイドルのイメージDVDなら、ビーチや屋内やプールなどの様々なシチュエーション毎に水着やメイク・髪形を変え、時にはかわいらしく、時にはセクシーに表情やボディーをじっくり撮影・・・って感じで、どっちかというとテンプレに当てはめた感が否めなかったりもするのですが・・・
（そこからブレイクするコは、そんな中で自分らしさを発揮していくわけだけど。）

本作はそういったテンプレに平嶋夏海さんを当てはめる・・・というよりは、なっちゃんのキャラだったり、良さだったりを最大限に活かす方向で構成されており、これなら昔からのなっちゃん推しの方も納得って感じの出来だと思います。
（いきなりそこいらのグラビアアイドルがやってそうな内容をやるってなったら、逆にファンの方の方が戸惑うというか、ファーストからそこまでがっつりってのは求めていないんじゃないかって気もするので、そういう意味では丁度いいバランスだと思います。）

構成としてはSCENE1から12までの本編と、特典映像（メイキング）といった感じで、1がツインテール、水色のビキニでビーチ。2が白のビキニのイメージシーン。3が黒のビキニにベストでワイルドにバイクに跨るシーン。4がクマに扮したコスプレ。5が赤のビキニに白シャツ。6がワンピースで食事。7がベッドルーム。8がビキニでプール。9がビキニにタンクトップ。10がカーキのビキニのイメージシーン。11が花びらいぱいの入浴シーン（白の肩紐なしの水着着用）。12が水色の花柄系のビキニとなっています。

設定としては、相方？のクマのぬいぐるみゴローと過ごすバリ・・・といった感じで、ゴローとの会話を繋ぎにシーンが展開するというもの。特に前半はゴローとの会話も多く、イメージシーンもただBGMを流すだけでなく、本人の肉声も多く使われているので、こんなに本人の声が入ったイメージDVDってあったっけ？って思ったほど。
ただ、私的にはここが本作を良作だと思わしめるポイントだと思っていて、ゴローとのやりとりを聞いているだけで、あの頃と変わらないなっちゃんがいるってホッとできたし、なっちゃんの人懐っこさだったり、かわいらしさだったりってのは、そのやり取りの中でも十分に伝わってくるので、作品全体を通してなっちゃんの声をいっぱい聞けたのはすごく良かったと思います。
（芝居勘のないコがこのやり取りをするとどっちらけになってしまうんですけどね。）

続いてなっちゃんのビジュアルについてですが、全体的に丸っこいイメージで全体的に肉付きがいい・・・というよりは、そこまで身長が高い方ではないのでコンパクトにまとまったというか、つくべきところについてる感じで、意外と胸もグラマラスだったりするし、太ももや二の腕なんかも割としっかりしてるけど、ウエストはきゅっと引き締まっていて、勝手なイメージだけど抱き心地がよさそうなタイプ（笑）
タレ目でかわいい系だから、さすがにセクシー系は若干難しいかなぁって感じも少々・・・
（バイクのシーンなんかもセクシーさを出そうと頑張ってるとは思ったけど、若干背伸びし過ぎな感じもしたんで、そこを新たな一面と捉えるかどうかは見る人次第って感じかな。）

好きなシーンとしては、クマのコスプレ・・・茶色い耳と、もこもこ系の水着、手袋って感じで、ゴローを追いかけるという設定。まあなっちゃんを動物に例えたらタヌキとかクマちゃんだろうなぁっていうイメージが元々あったんで、まさにイメージ通りって感じ（笑）
しかも、クマって設定なんで、追いかけながらシャーとひっかく動作も多く、なんだかんだで一番ナチュラルに胸の揺れが見れるのもひとつのポイント。

もう一つがカーキ色のビキニのイメージシーンで、ここはちょっぴり大人っぽい感じに挑戦したシーンでもあり、しっとりと濡れた体とほんの少し挑発的な視線・・・私的にはバイクよりもこっちのシーンの方が好きですね。

という事で、平嶋夏海さんのデビュー作「NATSUMI」について語ってきましたが、一番嬉しかったのは、なっちゃんの笑顔にまた会えた事と、なっちゃんのキャラやイメージを大切にした構成になっていて、色んな意味で安心できた事かな。

最後のインタビューではセカンドも出せるように頑張るって、今後の意気込みも語ってくれていたので、是非それが実現できるようこれからも頑張ってほしいなぁって思いました。

平嶋夏海/NATSUMI [DVD]