りさっちのグラビアインプレッション

グラビアや写真集の感想とハロプロや48グループについて語るブログ。

3年ぶりの原点回帰と思いたい。「佐野ひなこ写真集 ひなこ、水着、3ねんぶん」の感想

佐野ひなこ写真集 ひなこ、水着、3ねんぶん

7月22日に発売された佐野ひなこのセカンド写真集「ひなこ、水着、3ねんぶん」の感想です。

ざっくり言うと新規撮り下ろしカットと、これまでヤングマガジンに掲載された水着グラビアの中から未公開カットをあわせた・・・ある意味「グラビアアイドル佐野ひなこ」の集大成的な一冊となっています。

おすすめ度:★★★☆☆

「ひなこ、水着、3ねんぶん」の構成と感想

まずは本作の構成と感想なんですが・・・

表紙なしのムック本形式で、ページ数は全180ページ。
そのうち、本作用にハワイで新規撮り下ろししたカットが大体1/4強・・・といったところ。

新規撮り下ろしカットを見た印象は概ね良好で、ショートカットになった佐野ひなこのグラビアの中では多分今回が一番いいと思います!!

理由としては、久々に顔だけでなく、その素晴らしいプロポーションをしっかりと見せてくれるカットが比較的多めで、その後登場する水着デビューしたばかりの初期の佐野ひなことの比較ができるという点。

もし今回の新規撮り下ろしパートぐらいの出来をこの3年間しっかりと維持していたら・・・私は佐野ひなこが不動のグラビアクイーンにになっていたと思います。

 

それを踏まえた上で初期ひなへ・・・

全身を捉えたカットは、おへその中のしわが見えるぐらい鮮明にそのボディーを捉えており、しかもめちゃくちゃかわいいときたもんだ!!

正直、私もどえらいコが出てきたもんだと驚きましたもん・・・

なんだかんだでうちのブログで一番読まれている(と思われる)記事が未だにこれだっていうのも初期ひなのインパクトの凄さを物語っていると思うんです。 

ただ・・・

その絶大なるインパクトは佐野ひなこに次のキャリア?をもたらし、グラビアアイドルというのをステップボードと捉えるのであれば、タレントであり女優業へと徐々にシフト。

それ以降のグラビアもいいっちゃいいんだけど、初期ひなを超えられず・・・迷走の極みがファースト写真集だったんじゃないかなと・・・今になってそう思います。 

そういう流れを経て、今回3年間の集大成とも言える写真集をリリースし、新規撮り下ろしパートでは原点回帰と言えるぐらいしっかりとその水着姿を拝ませてくれた・・・

その部分を評価して本当は★4評価としたかったのですが、後半パートは思いっきりその迷走期のグラビアなんで・・・その分は-★1として★3評価にしました。

今回に関しては「健康的な水着姿」が多いので、セクシーさとかいやらしさの類はあまりありません。その胸、そのくびれ、そしてその笑顔をしっかりと目に焼き付けておきたい一冊です。

どうした!?さのひな

アメトーーク史上最高傑作とも言われているのが「どうした!?品川」ですが、それにひっかけて佐野ひなこがグラビアで伸び悩んだ要因について少々・・・

当時の品川祐の置かれている状況に似ているのかもしれませんが、元々お笑いコンビの品川庄司としてデビューし、その後マルチな才能を開花。
本の執筆、映画監督としても活躍し、文化人?韓流スター?と変貌していった品川に対して、東野幸治が「どうした!?品川」と問題提起したのが元ネタなんですが・・・

佐野ひなこも華々しくグラビアデビューし、それが話題になってグラビア以外の仕事・・・タレントや女優としてのオファーが増え、(言い方が正しいかはわからないけど)芸能人としてのステータスは上がった。

だけど、グラビアに関しては本来の「水着を着た女の子の姿を見せる」ものから、「水着を着た女の子の表情を見せる」的なものへと徐々にシフトし、顔にピントをがっちりあわせて肝心の身体はピンボケとか、バストアップの大写しでスリップ的に見せたり、体をおりたたんだポージングが増えたり、それこそ表情のアップが増えたり・・・

気がついたら本来こちら側が佐野ひなこに対して求めていたものとズレが生じた。
だからこそグラビアに関しては、

「どうした!?さのひな」

・・・ってなってしまったというワケ。

 

ま、「女優」という肩書きの方が「グラビアクイーン」よりもいいのかもしれないけど、そうやってちょっとずつの肩透かしを積み重ねてきた結果、グラビアとしての魅せ方・完成度で安定したクオリティーを提供し続けた久松郁実や石川恋に完全にその座を奪われた格好。

他の人がどうかは知らないけど、次週のグラビアの予告に「久松郁実登場」っていうのと、「佐野ひなこ登場」いうのを比較した時に、今は完全に「久松郁実登場」の方がテンション上がりますもん!!

だから、本作ではグラビアの集大成として3年分と謳っていますが、それって逆に言うと3年かけて積み重ねた負の遺産の集大成とも言えるので、新規撮り下ろしで原点回帰してくれた事に関しては最大限敬意を表しつつも、もしこれからも水着グラビアをやってくれるのであれば、今回のクオリティーをこれからも維持し続けてほしい。

もしそれができないんだったら・・・水着グラビア引退でもいいと思います。

(私的には、昔やっていた事をあえてやらない、所謂「出し惜しみ」っていうのが一番嫌なんで・・・)

佐野ひなこベストショット!!

最後に今回の中でお気に入りのカットをいくつか紹介したいと思います。

初期ひなの青の水着・・・立ち姿、膝立ちポーズが秀逸!!これが佐野ひなこの真骨頂というか、グラビアアイドルとしての適性の高さを端的に示したものだと思います。

白の水着でのセルフツインテール・・・世に出たきっかけがツインテール協会絡みだったと記憶していますが、このセルフツインテールのかわいらしさは群を抜いてますね!!

撮り下ろしカット(特に青の水着)・・・ショートカットにイメチェン後、なんかイマイチなグラビアが多かった中、「ショートのさのひな」の中では今回のがベストだと思います。

 

全体的に辛口な感じになってしまいましたが、なまじ初期ひなのインパクトが高すぎたが故に、こちらが想定していた以上にキャリアアップが早かった。
それによりグラビアアイドルとしての軸足がずれていって、結果水着グラビアのクオリティーが徐々に低下。
それによって貯まっていった鬱憤が、過去の歴史を振り返るという本作のコンセプトに触発されて爆発しちゃった感じかな(笑)

まあ書きたい事は大体書いたので、私もここで一旦リセットします!!

願わくば、今回の新規撮り下ろしカットのクオリティーを今後のグラビアでも維持し続けてほしいものです。
あくまでも水着グラビアを続けてくれるのなら・・・という前提ですけどね。

佐野ひなこ写真集 ひなこ、水着、3ねんぶん

佐野ひなこ写真集 ひなこ、水着、3ねんぶん

 
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