圧倒的物量の功罪。「GIRLS-PEDIA2016 SUMMER NMB48 渋谷凪咲/加藤夕夏/村瀬紗英/谷川愛梨」の感想
8月26日に発売された「GIRLS-PEDIA2016 SUMMER」の感想です。
本作は年1冊・・・ぐらいの感覚で発売されるので、「忘れた頃にやってくる」印象が強いシリーズだったりもするんですが、本作の特徴としてとにかくページ数が多い!!
全400ページほどで、厚みが2センチほど・・・
そして、NMB48のグラビアだけで200ページ行こうかという超特大ボリュームなんで、今回登場する渋谷凪咲、加藤夕夏、村瀬紗英、谷川愛梨の水着姿をこれでもかというぐらい堪能できる一冊となっています。
実はこの本のレビューは今回で2回目だったりするんですが・・・
この中だと村瀬紗英が唯一の連続登場となるわけですが、早速見ていきたいと思います。
表紙&巻頭グラビア NMB48(渋谷凪咲/加藤夕夏/村瀬紗英/谷川愛梨)
今回の巻頭グラビアですが、登場するのはNMB48の渋谷凪咲、加藤夕夏、村瀬紗英、谷川愛梨の4名。
最初は4人でのグループショットから始まり、2人ずつのカップリング、そしてソログラビアへと移行していく構成になっています。
4人での集合カットって意外と少なかったりもするんですが、いい感じに推しの谷川愛梨が前に出てきているので、私的にはいいなって思うんですが・・・まあ好みが出てきそうな感じもします。
加藤夕夏×渋谷凪咲
これは経験の差かもしれませんが、どうしても撮られ慣れてない感が見えてしまう加藤夕夏と、推されメンとしてグラビアに出る事が多い渋谷凪咲の組み合わせなんで、どうしてもなぎさありきって感じに見えちゃいます。
なぎさのにっこり笑顔につられるようにして、うーかも笑顔を見せてくれてはいますが・・・全体的に表情が硬めな感じが否めない気がしました。
村瀬紗英×谷川愛梨
いかにも女の子って感じの組み合わせで、ちょっと面白いなと思ったのがこのカップリング。なんか女の子同士がはっちゃけながらカメラの前でポーズをとるようなノリが見えていいなって思います。
なにげにいい仕事をしているのがさえぴぃで、あいりに甘えるような表情をしてるんですが、元々ボーイッシュキャラで売っていた事もあって、余裕な感じの笑顔がまたいい感じで・・・なんかこのコンビは面白いなって思いました。
加藤夕夏×谷川愛梨
ここのカップリングは正直イマイチというか・・・不慣れな者同士の組み合わせって感じで、ただ並んで写ってるっていう感じに見えました。
村瀬紗英×渋谷凪咲
ここでもなにげにさえぴぃがリードしている感じで、なんとなくポーズを合わせてみたりしてるんですが・・・最後に2人して思いっきり笑ってる感じがいいなって思いました。
加藤夕夏
ここからソロですが、赤のワンピース姿で登場し、それを脱いで水着に・・・という流れ。(というか、全員のソロコーナーで脱衣シーンがあります。)
うーかの場合はもう少し幼かった頃の印象が残っていて、その面影を強く残したまま雰囲気だけが大人びてきている印象で、ほっぺたがぷっくりした感じのかわいらしさはいいと思うんですが・・・大人の女性としてはぷっくり感はいらない気もするし・・・って感じ。
ハの字の眉毛とか、表情を見てると多分すごくいいコなんだろうなぁっていうのは何となく伝わってくるんですが、グラビアだと単純にビジュアル面での勝負が要求されるから、手持ちの武器だけでは若干厳しい気も・・・
時々、いい表情を見せてくれている瞬間はあるんですが・・・もう少し見せ方を工夫して、打率が上がってくれればって気がしました。
渋谷凪咲
今回のメンバーの中では一番グラビア撮影の経験がある渋谷凪咲だけあって、やっぱりこの中では安定感があるなぁって思います。
ソログラビアでもにっこり笑顔と、大人っぽい表情っていうのを適宜使い分けながら見せ場を作ってくれるあたりはさすがって感じ。
特に、脱衣シーンの下を脱いでからの焦らしというか、上を脱ぐまでのタメがいい感じに効いていて、その辺も含めてさすがだなって思いました。
村瀬紗英
メンバーの中で一番色っぽいというか、ひとりだけ妙な艶っぽさを振りまいている村瀬紗英ですが・・・
なんかソログラビアになって、グループショットの時のような笑顔とかがあまりないというか・・・キメ顔カットに終始した感じになっちゃってます。
もちろん白い衣装から下に来ている黒のブラが見えた時にはちょっとドキッとはするんですが、どうもなんか同じような表情が多くて・・・「じっと見つめる」以外の表情が欲しいなって思ってしまいました。
これは掲載カット数がやたら多い弊害だと思うんですが、多分雑誌の1コーナーの6~8ページぐらいのボリュームなら、さえぴぃのバシッと決めた感じをピックアップする事で成立すると思うんだけど・・・本作の場合はいいやつ全部使っちゃうぐらいのノリだから、気付いたらバシッと決めた感じがずらっと並んじゃったのかなぁって感じ。
バシッと決めた感じって、少ないページ数の中でそれがあるからこそより引き立つのであって、全部それだとさすがにマンネリ感が否めなくなってしまうんで・・・
谷川愛梨
髪型やリップの印象が変わって、最初の白ビキニとは印象を変えてきた谷川愛梨。
このコの場合、ツンとした感じと、にっこりした感じの組み合わせって感じなんですが・・・割とツン要素の方が序盤に並ぶので、そろそろにっこりが欲しい・・・ってなった頃にようやく登場って感じ(笑)
こちらもやっぱり掲載されるページ数が多いから、なにげに似たり寄ったりのカットが並んでしまい、若干の間延び感があるのが残念。
単純に1シチュエーションに2パターンの衣装で成立するページ数の限界を超えてるのが原因だとは思うんですが・・・この辺もページ数が多い為に起こる弊害って気がします。
レコラヴ
いきなりここで2次元出てきて「は?」ってなりました。
片岡沙耶
下乳天使の異名を持つ片岡沙耶のソログラビア。
チューブトップブラにパンツタイプの水着で、その上に上着を着用しているわけですが・・・上着脱ぐまでがとにかく長い!!
しかも、下乳天使の胸のボリュームを感じさせるカットが後半ちょろっとしかなくて、「何これ?」っていうのが正直な感想。
前半部分をもう少しスリムにして、後半部分に力を入れてほしかった気がします。
和地つかさ
胸元をチラ見するかどうか・・・的な企画で一躍話題になった和地つかさのグラビア。
・・・な割には布面積の大きい水着を着ていて、胸元もあんまり強調してない。
これ撮った奴と、衣装をプロデュースした奴は本当にバカだと思うんだけど、まず和地つかさの商品価値がどこにあるか全くわかってない!!
何を普通にかわいく撮影しとんねん!って感じで、明石家さんま師匠が言う「個性死んじゃう」状態。
胸はあるけど顔はまあ普通やし、お腹もややぷにっとしているから、胸を活かさなかったら何で勝負するの?って思うんですけどね・・・
ここのスタッフは素人さんなんでしょうか?
RaMu
RaMuのグラビアなんですが・・・これに関してはポージングに難ありといったところ。
特に前半とか前かがみとか、前のめりのポーズが多いから、構図としてのバランスがおかしくて、RaMuのスタイルの良さをしっかりと楽しめないんですよね・・・
で、これは言っていいのかわからないけど、多分RaMuって小顔では恐らくないと思うんで、(あのヘアスタイルはそういう意図があってやってるものだと思うので)前かがみのポーズを連発しちゃうと頭にインパクトがきて、せっかくの巨乳が全然引き立たない!!
むしろあごを引いてスタイルの良さ、ラインの美しさ、そして胸のボリュームっていうところで勝負すべきなのに・・・本当にわかってない!!!!
下からの煽りとか最高だと思うんだけどなぁ・・・
グラ飯
有料動画「グラ飯」のオフショット・・・
どちらかというとアングラ系というか、メジャー誌に出るようなグラビアアイドルではないので、正直どうでもいいコーナーです。
裏表紙 放課後プリンセス(小田切奈々/長澤茉里奈/堀井仁菜)
最後は放課後プリンセスから小田切奈々、長澤茉里奈、堀井仁菜の3人が登場です。
というか、まりちゅうは放プリユースっていう印象だったから、いつの間にか昇格してたんですか???
まあその辺の事情はよくわからないけど、グラビアであれだけ注目されてるコを2軍的なところに置いとく必要もないですもんね・・・
小田切奈々
これはちょっとイカンよ!!
撮影した中から1~2枚厳選したものを掲載するんだったらこれでもいいけど、何ページ掲載されるか計算されていないから、びっくりするぐらい同じような表情が並んでる・・・
雑誌の1コーナーで1、2枚が掲載されるんだったら全然いいんだろうけど、これだけのページ数確保してあるんだったら、もっと色んな表情やポージングを出さないと成立しないし、これは本当にイカンと思います。
逆に小田切奈々ってコがかわいそう・・・
ひょっとしたらもっと色々引き出しがあるかもしれないのに、今回のグラビアによって、「同じ表情しかない引き出しのないコ」っていう印象しか持たないので・・・逆にこの構成でこのページ数で世に出してしまおうって判断した側に悪意すら感じます。
これはマジでいかんなぁと思いました。
長澤茉里奈
合法ロリと言われる長澤茉里奈。
ちゃんとツインテールにして、メイクもナチュラルで幼い感じにダウンさせて・・・
彼女は自分の商品価値がどこにあるのか本当にわかっていると思う。
そういう意味では、彼女はえらいなと思うし、自分自身の魅せ方や活かし方をよく知っていると思います。
ま、年相応ってのが出来ないのが逆にかわいそうな気もしますが・・・
堀井仁菜
本作でひょっとしたら一番の拾い物だったんじゃないかと思えるのが堀井仁菜のグラビア。
放課後プリンセス自体あまり知らないので、ほぼ初めてなんじゃないかと思うんですが、ルックスも他の2人と比べるとかわいらしくレベルが高い。
そして何よりも表情がいい!!
じっとみつめる感じ、そして微笑む感じ・・・そういったかわいらしい感じもいいと思うんですが、意外と上から見下ろす感じというか、微妙にSっ気を感じさせる表情がハマってる気も・・・
かわいい上に「ツン」が出来るのは大きいと思っていて、これならグラビアの中でもツンデレをきっちり演じられるんじゃないかって感じもするし、表情の違いで空気を変えられる気がするので、なにげに面白いコだと思います!!
とりあえず今はまりちゅうとのバーターでも何でもいいからグラビアに出した方が面白いと思うし、表現力を磨いたらグラビアでも活躍できそうな感じがしました。
今、放プリで推すなら堀井仁菜じゃないですか???
GIRLS-PEDIA2016 SUMMER (エンターブレインムック)
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2016/08/26
- メディア: ムック
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