【写真集レビュー】安枝瞳1st写真集「H PEAK」
安枝瞳ファースト写真集「H PEAK」のレビュー・感想
レースクイーンでグラビアアイドルでもある安枝瞳さんのファースト写真集です。
スピリッツの先行グラビアがとにかく良かったんで、かなり前期待が高かった一冊でもあり、なおかつページ数が192ページと特盛状態！！
表紙からセミヌードで、なおかつ圧倒的なボリュームを誇る作品となっています。
スピリッツ No.1 安枝瞳 2015年 - りさっちのグラビアインプレッション
うらぶれたホテル・・・
窓越しの彼女。
非常階段を登って自室へ。
ニットをたくし上げてブラを見せ、服を脱いで下着姿に。
続いて屋上。
ドレス姿で肩や背中を披露。
白いニット姿。
そっと脱いでスケ系の下着姿へと移行・・・
と、どんどんシチュエーションが移り変わりながら、時には下着姿、時にはお尻と色々見せてくれるんですが、中盤過ぎたあたりで薄紫のビキニがでてきて、ようやく水着らしい水着がきたぞって感じがします。
（それまでは下着だったり、肌色の眼帯ブラだったりで、ある意味お約束とも言える三角ビキニがなかなか出てこない・・・みたいな。）
そして後半戦。
（バストトップは隠しているけど）お風呂での全裸姿や表紙の手ブラなんかも出てきてトドメといったところ。
全体的にきれいな写真が多く、出し惜しみ感もないので、安枝瞳さんのボディーを存分に堪能できるんですが・・・
何故か感じる物足りなさ。
この物足りなさってどこからきてるんだろう？っていうところから、本作をもう少し掘り下げていきたいと思うのですが、まず感じたのは全体を通しての流れのなさ。
映像で言うとショートムービーを無理やり引っ付けた感じで、こちら側がストーリーを想像する前にさっさと次のステージに進んでってる感じで、点と点がなかなか線にならず一冊の本としてのダイナミズムがない気がします。
あわせて、個々のシーンの配列があんまりよくないというか・・・私が編集者なら薄紫の水着はもっと序盤に持ってきて、まず安枝瞳さんの素材としての魅力を出した上で崩し（お尻とか手ブラ）に繋げるかなぁって思うんで、写真集一冊通しての流れみたいなのをもっと大事にしてほしかったなぁって気がします。
あとは情感・・・かな。
割と同じような表情が多い印象で、にこっと笑った感じのカットも少ないので、安枝瞳さんがきれいなのは十分わかったけど、それ以外の部分を引き出しきれていない感じがします。これが雑誌のグラビアならページ数も限られているので問題なく成立するけど、写真集になってくると同じような感じが続くと若干間延びするかなぁって感じも少々・・・
結果的にちょっと辛口ジャッジになってしまいましたが、全体的にはとてもきれいなカットが多く、手ブラにお尻にと露出もしっかり。
これは好みの問題なのかもしれないけど、私的にはスパイスのきかせ方が足りないっていうか、もうひと工夫すればもう一段高い出来になったんじゃないかと思えばこそ惜しいなぁって思った次第。
決して悪いわけではないんですけどねぇ・・・
