涙&ハグから始まる Road to 日本武道館「モーニング娘。'15 DVD MAGAZINE Vol.75」の感想
現在、モーニング娘。'15は秋ツアー~PRISM~の真っ最中ですが、その前の春ツアー~GRADATION~の初日から千秋楽の日本武道館コンサートまでの舞台裏をおさめたDVD MAGAZINEが本作。
~PRISM~コンサートの物販でも販売されていますが、前回紹介した「DVD MAGAZINE Vol.74」が1泊2日のキャンプ旅行だったので、それとはまた全然違う表情が見れる作品となっています。
ちなみにVol.74の感想はコチラ・・・
ちなみにVol.75の予告動画はこんな感じ・・・
モーニング娘。'15 DVD Magazine Vol.75 CM - YouTube
モーニング娘。'15 コンサートツアー春 ~GRADATION~とは
そもそも今回の春ツアー~GRADATION~は、2014年の秋ツアーの千秋楽で長期間リーダーとして牽引してきた道重さゆみさんが卒業し、新リーダーに譜久村聖さん。そしてサブリーダーに生田衣梨奈さん、飯窪春菜さんが就任。
さらに12期生の尾形春水さん、野中美希さん、牧野真莉愛さん、羽賀朱音さんの4人が加わった13人体制で行われる最初のコンサートツアー。
同じ「モーニング娘。」でも、'14と’15ではメンバー構成が全く異なるだけでなく、グループの立ち位置も、9期が一番上、11期の小田さくらさんにとっては初の後輩ができて、ある意味「新生モーニング娘。」のお披露目コンサートという意味合いもあります。
とはいえ、やっぱり一番大きいのは道重さゆみさんの存在・・・
自分達がやらないといけないという自覚と、道重さゆみさんがいないという不安。その葛藤というのは常にあるでしょうし、道重さゆみさんがいた頃と比較されるプレッシャーというのも当然あるでしょう・・・
そんな中で迎えたコンサート初日・・・
13人で挑む最初の円陣。
「がんばっていきまっしょい!」の掛け声、そして涙・・・
昨年末に足を怪我して悔しい思いをした鈴木香音さんの涙、そして広がる涙の連鎖。本番前にひとりひとりとハグしてまわる譜久村聖さん。
道重さゆみさんがいなくなって不安だったと吐露する工藤遥さん。
初日独特の緊張感に加えて、様々なプレッシャーと戦うメンバーの姿がいいですね。
ここから始まるんだっていう感じ。
佐藤優樹の悔しさ
今回のコンサートツアーを通して悔しい思いをしたのが恐らく佐藤優樹さんでしょう。
日本武道館での千秋楽も歌声は最後までなんとかもったけど、最後の挨拶の時は声が出ておらず、ツアー途中で痛めてしまった喉に最後まで祟られた感じ。
特に今回は小田さくらさんとの「Memory 青春の光」が見せ場で、パートナーの小田ちゃんも気合いが入っている楽曲。
ツアー序盤では舞台袖で「まー(佐藤)で本当によかったのかなぁ」と不安を吐露。普段あんだけ自由奔放に騒いでいるコが見せる弱気な姿・・・
頬を小さく叩いて自らを奮い立たせて舞台に立つ・・・なんか健気ですね。
そんなまーちゃんに試練の時が・・・
風邪気味で喉を痛めてしまい、一期一会なはずなのにそこで100%の自分を出せない悔しさ。舞台袖に戻ってきて涙するまーちゃん。
それでもセットリストは待ってくれないので、涙を拭いて再びステージへ。
唇を震わせながら懸命に涙を堪えるまーちゃんの表情がすごく印象に残ります。
凱旋公演では復活を遂げて、アンコールで歌まで歌ったまーちゃん。
今度は広島で工藤遥さんが体調不良でコンサート途中でダウン・・・
急遽工藤パートをみんなでフォローする事になり、鞘師里保さんに確認するまーちゃん。
ツアー後のキャンプ(Vol.74)では「やっさん」と呼び、容赦なく水鉄砲を浴びせかけていたあくまーちゃんですが、この時ばかりは「鞘師さん」って呼ぶ感じが殊勝でかわいらしいです。
その後、中野サンプラザで再び喉を痛めてしまい、せっかくのバースデーアンコールであまり声がでないまーちゃん。
舞台裏で、このコンサートでは喉の調子を悪くして以降、音程もとれなくなって・・・と珍しく弱気に。
そんなまーちゃんについてMemoryの相方、小田ちゃんに聞いてみると「大丈夫ですよ」とケロリ。要は、気の持ちようなんで佐藤さんならなんとかしてくれますよとの事。
小田ちゃんのメンタルの強さと、まーちゃんへの信頼感みたいなのが垣間見える舞台裏でした。
・・・てか、小田ちゃん後輩なんですけどね(笑)
そして、今まで気丈に振舞っていたまーちゃんが最後の挨拶で涙・・・
続くコンサートでは遂に歌えなくなってしまったまーちゃん。歌割りも変更され試練の道はまだまだ続きます。
そんな中、遂に辿り着いた日本武道館・・・
コンサートの感想はコチラを見ていただくとして。。
その舞台裏では・・・
円陣の後も涙、コンサート終わりも涙・・・
最後のメンバーのコメントでも、「悔しい」と語り再びこみあげてくる涙。
佐藤優樹さんにとっては今回のツアーは悔しいものだったかもしれない。
でも、流した涙はまーちゃんをきっと大きく成長させてくれるに違いないし、そう信じています!!
新リーダー譜久村聖の責任感
工藤遥さんをして「変わった」と言わしめた新リーダーの譜久村聖さん。
なんでしょうね・・・
コメントしている時の表情とか、かわいい時と、(今いらんやろうっていう意味での)無駄に色っぽい時があって、見てるとだんたん癖になってくる感じ(笑)
道重さゆみさんがハキハキ喋るのに対して、ふくちゃんはおっとり系だから、その辺もカラーが違っていて面白い。12期に対してものびのびやらせているように見受けられます。
最初の円陣の後にメンバーと何かを確認するかのようにハグしてまわる姿。
初日の公演ですべてのMCを終えて涙がこみ上げてくるなど、ここまで新リーダーとして背負ってきたものが垣間見えてきます。
インタビュー中に涙の理由を聞かれ、りほりほに「なんでみずき泣いたんだろ?」って尋ねたら、「頑張ったからじゃない?」と一言。
9期の絆・・・でしょうか。
生田衣梨奈さんの凱旋公演。
緑のサイリウムに「えりな」コールは・・・デジャヴ?
割と最近、似たような光景を見た私ですが(笑)
この時も、なぜかえりぽんを差し置いて「福岡、ばり好いとーよ。」というふくちゃん。そして、その台詞を自分に向かって言うんじゃなくて、お客さんに向かって言いなよとえりぽん。
ま、結局えりぽんと2人でこの言葉をいう事になるわけですが・・・
・・・これも9期の絆かな(笑)
(余談ですが、PRISM公演の福岡でのMCも、今後のDVD MAGAZINEで見れたらいいなって密かに期待してるんですけどね♪)
途中、眠い・・・とズッキの肩に顎をのっけるふくちゃん・・・
そこでズッキも妙に意味深な表情するから、そこだけキャプチャしたら変な雰囲気の1枚になってそう・・・
そして日本武道館・・・
新リーダーとしての公演を無事完走し、新体制になってもついてきてくれたファンの皆さんへ感謝の言葉。
そして・・・
最後に「おやすみずき」って言うんですが・・・
これがめちゃくちゃかわいい!!!!
これ一発でふくちゃん推せるってぐらいかわいい!!!!
参ったな・・・
娘。の生写真って最初は生田、鈴木、工藤、羽賀って感じだったのに、こないだ佐藤が追加され、次に石田・・・と思っていたけど、もひとつ譜久村ってなりそう(笑)
ただでさえ13人って多くて、1/3でもなかなかやなぁと思っていたのに、1/2までいったら深刻だなぁ・・・
「'14新規」ってのもなかなかだと思うけど、それはそれで新体制の’15を最初から追えてるわけだから、それってすごく幸せな事なんじゃないかと思う私がいます。。
完全に話はそれましたが、ふくちゃん・・・いいですねぇ。
ワンカメ劇場
コンサート恒例・・・かどうかはわかりませんが、大阪公演の舞台裏でこんな事してました的な長回しのオフショットタイム。
声変わりで声がハスキーな感じになってしまった野中美希さんを囲んで始まるんですが、えりぽんに笑い禁止令がだされたというチェルシー。
そんなチェルをくすぐるメンバー・・・
思わず声を出して笑ってしまい、ハッとなるチェル・・・なかなかかわいらしいやりとりが続きます。
続いて羽賀朱音を呼び込むリーダー。
洗顔したばかりのあかねちん、前髪をピンでとめていなかったせいで前髪びちょびちょ。これはこれでかわいかったりします。
シュールな画作りをと画策するスベリーズと、それを阻止するはーチェルのコンビネーション。
ここにりほりほが加わりズグダンズンブングンゲームをやりだし、最後はEXILEのChoo Choo TRAINを敢行。そこへ飯窪春菜さん乱入・・・とカオスな感じの小劇場が展開されますが、これはこれで楽しい映像になっているので後半のみどころです♪
感謝、感激、工藤、感どぅー
広島公演途中でダウンしてしまった工藤遥さんですが、このコンサートに対しては期するものがあったようで、初日の円陣でも涙、千秋楽の円陣でも涙と、涙で始まり涙で終わるコンサートツアーでしたが・・・
一番印象に残ったのは栃木公演の舞台裏。
名物の宇都宮の餃子を食べての顔・・・
子供かってつっこみたくなるような表情にびっくり!!
まさに「工藤感どぅー」ってやつですね。
それ以外だと、小田ちゃんとふたりで12期生の成長について語るシーン・・・
ひょっとしたら将来リーダー工藤遥、サブリーダー小田さくらってのもあるかも・・・って思ったんですが、ちょっと早すぎますね(笑)
あとは、まーちゃんとの関係性を語るシーン。
まーどぅーは同期でよく喧嘩する2人でもありますが、12期が入った事でちょっと関係性が変わったみたい。
仲がいいのか悪いのかよくわかんないまーどぅーコンビ。今後どうなっていくのでしょうか。
それ以外に印象に残ったシーンを・・・
ここまでかなり色々書いてきたので、それ以外で印象に残ったシーンを簡単に紹介していきます。
あゆみんのスピーチ
石田亜佑美さんの宮城での凱旋公演。
東北魂を胸に頑張るんだというスピーチも見事でしたが、舞台袖に引き揚げてきて懸命に涙をこらえて「んー」って言ってるあゆみんの表情がメッチャかわいいです。
あと、千秋楽に言葉少なく「頑張った」とあゆみん・・・なんかやりきったって感じですごくかっこいいですよ!!
口では弱気な事言ってますが・・・
大阪出身の尾形春水さん。舞台袖では「死ぬー」とか言ってますが、言葉とは裏腹にしっかりしていて、なんだかんだで根性据わっている印象。
凱旋公演では自分のメンバーカラーのシーブルーのサイリウムに感動し、アンコールの出るタイミングを間違えてスタッフに止められたり、舞台に上がったもののどうしたらいいかわからず右往左往する感じとか、なんだかんだでかわいらしい。
12期だとはーちん推しって意外と多いなって気がするんですが、なんとなくわかる気がします。
感想
話を広げ過ぎてどこで落とそうかって感じになっちゃってますが・・・
涙&ハグから始まった「モーニング娘。'15 コンサートツアー春 ~GRADATION~」ですが、新体制になって初めてのコンサートという事で、不安な中の立ち上がりではありますが、それぞれが自分の役割を果たす事で徐々に形が出来てきた。
りほりほ曰くそれが思っていたよりも早かったって事で、それが千秋楽の日本武道館コンサートになったんだなぁと改めて実感。
私の場合は先にそっちを見ちゃったけど、本作を見てから日本武道館コンサートの映像を見たら、より感動できるのかなぁって感じ。
理想は本作を日本武道館コンサートの円陣のところまで見て、そこで日本武道館コンサートの映像を見てから、本作の続き(ツアーを通してのメンバーの感想)を見るってのがベストだと思うんで、時間のある方は是非・・・
あと、本作のMVPは佐藤優樹さんだと思うので、まーちゃん推しは必見!!
これを見ずして佐藤優樹推しは語れないと思うし、まーちゃんの事がもっともっと好きになると思います。
なんかね・・・雛鳥の成長を見守る母鳥みたいな心境です。。