砂まみれのシロニンジャー「スピリッツ No.29 矢野優花」の感想
6月13日に発売されたスピリッツ 2016年 6/27号 No.29号の表紙は矢野優花さん。
昨年、スーパー戦隊シリーズの第39作「手裏剣戦隊ニンニンジャー」で、伊賀崎風花 / シロニンジャー役を演じていた元戦隊ヒロイン!!
同作品に出演していた百地霞/モモニンジャー役を演じていた山谷花純さんもスピリッツに登場し、しかもこちらは水着グラビアだったんで、これで両ヒロインがスピリッツに登場した事になります。
では、今回の矢野優花さんのグラビアはいかに・・・
表紙&巻頭グラビア 矢野優花
手裏剣戦隊ニンニンジャーに出演していた頃の矢野優花さんのイメージは、髪がボブぐらいの長さで、顔立ちももう少し幼い印象だったんですが・・・
その頃よりも心なしか短くスッキリしたショートカットで、表情も大人っぽく、「本当にシロニンジャーのコ?」って感じもします。
グラビアはタンクトップ1枚の矢野優花さんのバストアップから。
びしょびしょに濡れた髪と、砂にまみれた感じがなんともワイルドで、強さを感じさせます。
タンクトップに短パン、砂まみれの肢体、思いっきり叫ぶ感じは、自身の殻を打ち破ろうとする魂の慟哭・・・といったところか。
さらに、Tシャツと短パン姿で波間へ。
濡れた体のラインがなんとも艶めかしい感じです。
そして涙・・・
草むらの中に裸足で座るカットから、最後は自転車を漕ぐ姿。
顔をくしゃっとさせた感じもいいですね。
という事で、ちょっともっともらしい事を書いてみたんですが、今回のグラビアに関しては、矢野優花さんの魅力を引き出すというよりは、「アーティスティックな作品」寄りのグラビアだったかなぁっていう印象。
つまり、「矢野優花」というフィルターを通して、ひとつの作品を作り上げた・・・といったところでしょうか。
グラビアや写真集なんかを見ていると、時々こういうアーティスティックな作品。すなわちカメラマンの感性というか芸術性・・・的なものが先走っちゃったグラビアっていうのをたまーに見かけるんですが、得てして世界観の方が優先されて、モデルさんの良さを引き出すという点においては二の次って事の方が多いように感じます。
今回のグラビアに関しても、確かに全体的に一貫した雰囲気みたいなものはあって、その中で矢野優花さんの良さっていうのはある程度出ていたように思います。
ただ、矢野優花さん自体がそこまでメジャーな方ではないので、初登場にして応用編みたいなグラビアをやるより、「このコはこういうコですよ」っていう入門編的なグラビアがっても良かったんじゃないかって気がします。
1年通して手裏剣戦隊ニンニンジャーを見てきた方にとっては、シロニンジャーの矢野優花さんの砂まみれの姿にドキッとさせられるグラビアだったかもしれませんが、見ていなかった人にとっては、矢野優花さんが実際どんなコなのか全くわかんないまま終わったんじゃないかって気がしました。